京都 知恩院 除夜の鐘の試しづき

大みそかを控え、京都の知恩院では僧侶たちが除夜の鐘の試しづきを行いました。

京都市東山区の知恩院では毎年、大みそかに、江戸時代から伝わる高さ3メートル余り、重さおよそ70トンの大きな釣り鐘をついて新年を迎えます。
27日は当日に鐘をつく僧侶およそ30人が試しづきを行いました。
知恩院の除夜の鐘は「しゅもく」と呼ばれる長さ4メートル余りの棒に17本の綱をつけて引く独特の打ち方で知られ、試しづきでは、16人の僧侶が「そーれ」とかけ声をかけながら綱を引いたあと、親綱を握る別の僧侶があおむけにぶらさがるようにして勢いよく鐘をつき、大きな音を響かせていました。
知恩院では、新型コロナの感染対策のため、去年(令和4年)やおととし(令和3年)は、除夜の鐘をつく時間帯の参拝は事前の申し込み制でしたが、ことしは例年どおりに参拝できるということです。
知恩院の除夜の鐘は大みそかの午後10時40分から年をまたいで108回つかれます。