大阪 通天閣で4年ぶり 年末恒例のえと引き継ぎ式

年末恒例のえとの引き継ぎ式が、27日に大阪のシンボル「通天閣」で4年ぶりに行われました。

えとの引き継ぎ式は大阪のシンボルである浪速区の「通天閣」で例年、行われてきましたが、新型コロナの感染拡大を受けて、2020年は中止され、おととしと去年は別の会場で行われていました。
27日は4年ぶりに通天閣で引き継ぎ式が行われ、ことしのえとであるウサギと、来年のえとの「辰(たつ)」にちなんでタツノオトシゴが並びました。
式ではまず、通天閣を運営する会社の西上雅章 会長が、「ことしはコロナが5類へ移行!いつもそバニー(そばに)いたウイルスと距離を取り、従来の生活を取り戻したいところです。そんな中、プロ野球でのオリックスバファローズ3連覇と阪神タイガース18年ぶりのアレなど、ピョンピョン跳ねたいぐらいのうれしいことがたくさんありました」とことしを振り返りました。
続いてサッカー、セレッソ大阪のアンバサダーを務める大久保嘉人さんらが、「コロナも新たなステージになったとはいえ、日々の生活にはごリュウ意(留意)を!皆さまも、リュウリュウ(隆々)と勢いに乗った、じょうしょうきリュウ(上昇気流)の一年になりますように!」と抱負を語りました。
式典のあと西上会長は「この通天閣でやれるのは本当にうれしかった。大阪の冬の風物詩なので、これからも文化として続けていきたい」と話していました。