京都 北野天満宮 1年を締めくくる縁日「終い天神」にぎわう

学問の神様、菅原道真をまつる京都の北野天満宮で1年を締めくくる縁日「終い天神(しまいてんじん)」が開かれ、正月飾りや食品を買い求める人でにぎわいました。

京都市上京区の北野天満宮では、菅原道真の月命日とされる毎月25日に縁日が開かれていて、1年の最後にあたる25日は「終い天神」と呼ばれています。
参道や境内には1000店ほどの店が軒を連ね、しめ縄飾りや南天、松など、正月の飾りを販売する店も目立っています。
コロナ禍が落ち着いたことで、少しずつ、食材を扱う店も戻ってきたということで、訪れた人たちは、京都伝統の漬物「すぐき漬け」や干し柿などを買い求めていました。
ことしは、インバウンドの増加を見こして古い着物や骨とう品を扱う店が増えたということで、着物や帯をリメークして作ったバッグを販売する店では、外国人観光客が熱心に品定めをしていました。
子どもと一緒に来ていた母親は、「すぐ近くに住んでいて、子どもたちが喜ぶので、毎年来ています。1年が終わって新しい年を迎えるのだなという気持ちになります」と話していました。