「北野工房のまち」閉館前に最後のクリスマスコンサート 神戸

神戸市の廃校になった小学校を活用した観光施設「北野工房のまち」が、運営会社の変更に伴って閉館されることになり、23日に最後のクリスマスコンサートが開かれました。

神戸市中央区の「北野工房のまち」は、児童数の減少で廃校になった小学校を活用して、阪神・淡路大震災の3年後から、神戸の土産物や洋菓子の店などが入る観光施設として親しまれてきました。
運営会社が変わることに伴って、12月28日で閉館されることになり、23日に講堂で地元のNPO法人のバンドによる最後のクリスマスコンサートが開かれました。
コンサートでは「ジングルベル」などクリスマスソングのメドレーなど6曲が披露され、大勢の家族連れなどが大きな拍手を送っていました。
また会場では、兵庫県内で収穫されたキャベツなどの野菜が販売され、訪れた人たちが購入していました。
神戸市の40代の女性は「この小学校に通っていたので閉館になると聞いて家族で来ました。毎年いい曲を聴かせてもらったので閉館は寂しいです」と話していました。
北野工房のまちの宇都宮剛館長は「最後にたくさんの人に来てもらい感謝しています。今後も外観はそのままにして、地域の人たちが楽しめる施設にしてほしい」と話していました。
この建物は来年2月から改修工事が行われ、新たな施設としてオープンする予定です。