万博で運行の自動運転バス 南河内地域導入に向け協議会初会合

再来年の大阪・関西万博で運行される自動運転バスの南河内地域への導入に向けて、大阪府と大阪メトロでつくる協議会の初会合が開かれ、客を乗せた状態での実証実験を2026年度に開始することを目指すことになりました。

再来年の大阪・関西万博で、大阪メトロは、自動運転のバスを会場内などで運行するとしており、大阪府は、20日に営業を終えた「金剛バス」が走っていた、南河内地域に自動運転のバスを導入したいとしています。
21日は、大阪府と大阪メトロでつくる協議会の初会合が大阪府庁で開かれ、吉村知事や大阪メトロの河井英明社長らが出席しました。
この中では、客を乗せた状態での実証実験を2026年度に開始することを目指すとしたうえで、◇車道と歩道の状況などの現地調査や、◇運行ルートの選定、それに、◇運行計画案の策定などに向けて協力していくことを確認しました。
会議のあと吉村知事は記者団に対し「『金剛バス』が廃止になり、交通課題がある南河内地域で自動運転バスを走らせることは持続可能な課題解決にもつながってくると思う。万博のレガシーは、そういったことにこそ使われるべきだ」と述べました。