観光客の気持ちを色で表現 ユニークな観光マップ作りに挑戦

奈良を訪れた人により多くの観光地を巡ってもらおうと県内の大学生が訪れた人の気持ちに注目したユニークな観光マップ作りを進めています。

観光マップは奈良教育大学で心理学を学ぶ学生らが作成しているもので、観光名所を訪れた人が感じた気持ちを「にぎやかでドキドキする場所」は赤、「癒される、のんびりする場所」は緑などと7項目で色分けして地図に掲載します。
学生たちは奈良市の興福寺や浮見堂など市内の代表的な観光地およそ30か所で観光客を対象にアンケート調査を行いそれぞれが感じた気分を調べていて地点ごとに円グラフの色の割合でその場所で感じられる気持ちを表現するということです。
奈良県の観光をめぐっては滞在時間が短く消費につながりにくいことが課題となっていて奈良教育大学3年生の柿元葵さんは「ワクワク感を持ったまま目的地に行くことができるこの地図を使ってたくさんの観光地を巡ってもらいたい」と話していました。
観光マップはアンケート調査の結果を取り入れて来月末ごろに完成する予定だということです。