人工呼吸器一時止めた暴行の疑いで書類送検の医師 不起訴に

おととし(2021年)、東大阪市の病院で入院していた患者の人工呼吸器を一時的に止めたとして暴行の疑いで書類送検された男性医師について、大阪地方検察庁は嫌疑不十分で不起訴にしました。

東大阪市にある大阪府立中河内救命救急センターの部長を務めていた50代の男性医師は、おととし3月、新型コロナウイルスに感染し、入院していた当時60代の男性患者の人工呼吸器をおよそ2分間止めたとして、暴行の疑いで書類送検されました。
この医師について、大阪地方検察庁は18日までに嫌疑不十分で不起訴にしました。
処分の理由について、検察は「捜査の結果、暴行を認めるに足りるまでの事実が認定できなかった」としています。