滋賀 米原 野鳥のふんから鳥インフルエンザウイルス検出

今月(12月)、滋賀県米原市で採取された野鳥のふんから高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、滋賀県は野鳥の監視を強化しました。
滋賀県によりますと、県内で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは、今シーズン初めてです。

滋賀県によりますと、今月12日に京都産業大学の関係者が米原市で採取したカモ類の野鳥のふんを検査したところ、22の検体のうち1つから高病原性の「H5N1亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
これを受けて環境省は16日、ふんの採取地点から半径10キロを「野鳥監視重点区域」に指定しました。
滋賀県内で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認されたのは、今シーズン初めてです。
滋賀県は18日午後、県庁で対策会議を開き、担当者が「野鳥監視重点区域」での監視を強化していることを報告しました。
そのうえで出席者は、養鶏場などに対し▼野鳥などが入らないよう設置しているネットにすき間がないかチェックすることや、▼消毒の徹底などを呼びかけることを確認しました。
県によりますと、今回指定した「野鳥監視重点区域」内に100羽以上のニワトリやアヒルを飼育している施設はないということです。
滋賀県は、死んでいる野鳥を見かけた際は決して触らず、県に連絡するよう呼びかけています。