和歌山 熊野本宮大社 来年の一文字は「運」

和歌山県田辺市にある世界遺産、熊野本宮大社で宮司が選んだ「来年の一文字」が発表され、多くの人に幸運をつかんでほしいという願いを込めて、「運」という字が選ばれました。

熊野本宮大社は、毎年この時期に、宮司が来年1年間への願いを込めて、「来年の一文字」を選び、書き記します。
13日、九※鬼家隆 宮司が大きな筆を持って境内に敷いた2メートル四方の布に、力強く文字を書いていきました。
訪れた人たちは、真剣な面持ちで筆を走らせる様子を見守っていました。
今回、書き上げられた「来年の一文字」は、「運」という字で、来年のえと「たつ」にちなんで「多くの人が昇り竜のように幸運をつかんでほしい」という願いを込めたとしています。
九※鬼宮司は、「皆さんに幸運や健康運など、いろんな運がついて、1年を幸せに過ごしてほしいと願いを込めました。来年は、地域も発展し、物事が良い方向に進んでほしいと願っています」と話していました。
(※鬼の上の「ノ」がない字。)