年末年始の東海道・山陽新幹線 指定席予約は前年の約1.5倍

JR東海とJR西日本は、年末年始の指定席の予約状況を発表し、東海道・山陽新幹線では、予約数が前の年の同じ時期と比べておよそ50%増えています。
この年末年始は「のぞみ」が指定席のみで運行されることから、早めに席を確保する動きにつながった形です。

JR東海とJR西日本は、今月(12月)28日から来年1月4日までの新幹線の予約状況を12日、発表しました。
それによりますと、11日時点の東海道新幹線の指定席の予約数はおよそ173万席と、前の年の同じ時期と比べて55%増えています。
また、山陽新幹線もおよそ88万席と前の年の同じ時期と比べて49%増えています。
予約率で見ると、東海道新幹線は46%、山陽新幹線は41%となっています。
JR東海とJR西日本は、列車の定時運行やホームの混雑緩和のため、この年末年始以降のピーク期には「のぞみ」では自由席の設定をなくし、指定席のみで運行することにしています。
そのため、両社は帰省や旅行などで利用を予定する人が早めに指定席を確保する動きにつながったと見ています。
新幹線の利用のピークは▽下りが今月29日、▽上りが来月3日になると予想されていて、JRは「コロナ禍からの回復で混雑が予想されている。指定席については早めに予約するとともに、特に混雑する日時を外して利用することも検討してほしい」と呼びかけています。