高校でスポーツクライミング体験授業 和歌山 みなべ町

全身を使って壁をよじ登っていくスポーツクライミングを体験する特別授業が和歌山県みなべ町の高校で、行われました。

みなべ町の南部高校には、8年前(2015年)に和歌山県で開かれた国体で整備されたスポーツクライミング施設があります。
国体のあと、ほとんど使われなくなった施設を有効活用していこうと、12日は県山岳連盟から講師を招いてスポーツクライミングの授業が行われました。
参加したのは1年生およそ40人で、▼ロープをつけずに壁をよじ登る「ボルダリング」と、▼ロープを身につけより高く登る「トップロープクライミング」を体験しました。
トップロープクライミングで挑むのは、高さおよそ15メートルの壁で、生徒たちは、「ホールド」と呼ばれる突起物をどの順につかめばうまく登れるかなどの指導を受けながら壁を登り、なかには高さ14メートルまで達する生徒もいました。
1年生の女子生徒は、「意外と簡単に登れました。腕はとても疲れましたが、達成感がありました」などと話していました。
県山岳連盟の井上忠史さんは、「この授業を機会にスポーツクライミングに関心をもってもらえたらうれしい」と話していました。