大阪知事“ライドシェア 年内に案とりまとめ国に提案したい”

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」の導入を目指して、11日、大阪府庁で、事業者側から意見を聞く会議が開かれました。
会議のあと吉村知事は、「大阪府市として考えている案を年内にとりまとめて、国に提案したい」と述べました。

大阪府と大阪市は、再来年の大阪・関西万博の半年前から期間中に限定した「ライドシェア」の導入を目指しており、11日、大阪府庁で、吉村知事や横山市長も出席してスマートフォンのアプリを利用した運転代行や、損害保険などの事業者から意見を聞く会議が開かれました。
この中で、事業者側からは、「ドライバーを確保するため、副業としても参加しやすい業務委託の形にすべきだ」とか、「事故の際、被害者の救済を担保するため、ドライバー個人だけでなく、事業者向けの保険も必要だ」といった意見などが出されました。
会議のあと、吉村知事は記者団に対し「安全対策をとったうえで、ドライバーが働きたい時間に、働きたいやり方で参加できる仕組みを構築する必要がある。大阪府市として考えている案を年内にとりまとめて、国に提案したい」と述べました。