大阪 淀川区 交差点で道路陥没 地中から水が一時あふれ冠水

7日午後4時前、大阪・淀川区の交差点で道路が陥没し、地中から水があふれて周辺が冠水しました。
近くで下水管の工事が行われていたということで、道路を管理する大阪市が原因を調べています。

7日午後3時50分ごろ、淀川区東三国の交差点で「道路が陥没している」と通りかかった人から警察に通報がありました。
交差点付近の道路はおよそ10メートルにわたって陥没し、地中から水があふれて冠水しています。
警察によりますと、けがをした人はおらず、あふれ出ていた水は午後4時40分ごろに止まったということです。
現場では午後5時ごろから水がしだいに引いている様子が確認できます。
大阪市によりますと、現場の交差点近くでは下水管の工事が行われていたということです。
警察が付近の道路を通行止めにして交通規制を行うとともに、道路を管理する大阪市が原因を調べています。
現場は、大阪メトロの東三国駅から西におよそ300メートル離れた飲食店やマンションなどが建ち並ぶ地域の一角です。

【地下水しみ出し陥没か】
大阪市によりますと、当時、現場の交差点近くでは、幅7メートル、深さ20メートル余りの穴を掘って、下水管を増設する工事が行われていたということです。
作業員に聞き取ったところ、事故の直前に穴の中で、地下水がしみ出してきていたということで、大阪市は地下水とともに土が流れ出したことで陥没事故が起き、その際に水道管が破損した可能性があるとしています。
大阪市は事故の原因をさらに詳しく調べています。

【近くにいた人は】
現場近くにいた40代の女性は「パトカーの音で気づきました。陥没した交差点はふだんから徒歩や車でも通っていて、工事をしていると聞いていました。水があふれていたので、ひやひやしました」と話していました。

【近くに住む人は】
現場近くに住む30代の男性は「泥水とかがあふれていて水浸しになっていました。陥没したタイミングでこの場所を通っていなくて良かったなと思いました」と話していました。