滋賀から風船が飛んで埼玉へ 児童のメッセージに返事

公開中の映画のタイトルのような交流が滋賀県と埼玉県の間で生まれています。
滋賀県長浜市の子どもたちがメッセージを添えて飛ばした風船が、飛んで埼玉まで行っていたことがわかりました。

滋賀県長浜市の古保利小学校では学校の創立150周年を記念して先月(11月)11日に、全校児童や地域の子どもたち、あわせて100人がメッセージや学校紹介などを書いたカードを添えて、それぞれ風船を飛ばしました。
すると、およそ10日後に、埼玉県の人からカードを見つけたことを知らせる手紙が学校に届いたということです。
手紙によりますと、風船を飛ばした翌日の先月12日に、自宅の庭でカード1枚が落ちているのを犬が見つけたということで、その愛犬の写真も同封されていました。
滋賀県から飛んで埼玉にやってきたメッセージカードに、家族や友人たちと盛り上がったことも記されていたということです。
そこで学校では、手紙を送ってくれた人に全校児童でお礼のメッセージを返すことを決め、7日は、4年生と6年生のおよそ30人がメッセージを書いたり、表紙につける絵を描いたりしました。
埼玉県まで飛んだカードを書いた4年生の川崎大維くんは「お礼のメッセージには『とてもびっくりしたけど心がほっこりしました』と書きました。家族でも手紙や写真を送りたい」とうれしそうに話していました。
古保利小学校の井関香織 教頭は、「映画に合わせたようなまさに“風船が飛んで埼玉”で全校で盛り上がりました。返事を返してもらった喜びの気持ちをお返ししたい」と話していました。
学校は、8日、全校児童のメッセージを埼玉県に送ることにしています。