新型コロナ5類移行後初めての年末年始 旅行予約が本格化

ことしも師走に入って、気になり始めるのが、年末年始の予定ではないでしょうか。
来月(1月)4日と5日に休みが取れれば、10連休以上の長期休暇になります。
新型コロナが5類に以降して、初めての年末年始。
旅行に出かける人が増えそうです。

【年末年始予約が本格化 大阪の旅行会社では】
12月に入り、大阪市内の旅行会社では年末年始の旅行の予約が本格化しています。
新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行後、初めてとなる年末年始を前に、大阪市内の旅行会社には6日も旅行の予約をしようという客が相次いで訪れ、旅行のプランについて説明を受けていました。
70代の男性は、「年末年始の予定はこれから決めますが、海外旅行も良いなと思っています。暖かそうなハワイに行ってみたいです」と話していました。
「JTB」の予測によりますと、今月(12月)23日から来月(1月)3日までの期間に1泊以上の旅行をする人はのべ2858万人と、感染拡大前の4年前と比べて95%の水準まで回復する見通しです。
このうち、国内旅行は2800万人と前の年よりも3.7%多く、海外旅行は58万人と前の年の2.6倍に増えました。
関西からの旅行先は、▼国内では東京や同じ関西、それに沖縄、▼海外ではグアムやハワイ、それに台湾などの人気が高いということです。
旅行会社の福江功 広報担当部長は、「コロナが5類に移行し、初めての年末年始ということで旅行に行く機運が高まってきているのを感じます。すでに予約が埋まりつつある日もあるので、早めに検討していただければと思います」と話していました。

【旅行用品の売り上げ増】
大阪・阿倍野区のデパートでは、年末年始を前にスーツケースなど旅行用品の売り上げが伸びているということです。
このデパートではスーツケースの販売に力を入れていて、およそ100平方メートルの広さの売り場には、100種類以上のスーツケースが並んでいます。
売り場を訪れた客は、さまざまな大きさのスーツケースを手に取り、素材や機能などについて店員から説明を受けていました。
60代の男性は、「年末年始に国内旅行に行くつもりです。飛行機も使うので、機内持ち込みができる小型のものを探しに来ました」と話していました。
デパートによりますと先月(11月)の旅行用品の売り上げは、去年の同じ月に比べて2割近く増えていて、特にスーツケースが売れているということです。
スーツケースは▼軽くて容量が大きく、長期の旅行に対応できるタイプや、▼立てたまま中身を取り出せる機能のあるタイプが人気です。
売り場ではこのほか、海外のコンセントで電化製品を使うためのアダプターなどの旅行用品も売れているということです。
売り場を担当する元木照美 係長は、「この4年で機能の高いスーツケースが出てきているので、この機会に買い替えようという人が増えています。大容量で軽いタイプが一番人気で、特に海外旅行などに行く人にはおすすめです」と話していました。