大阪知事 コストや経済効果など再確認し万博全体像示していく

再来年開催される大阪・関西万博をめぐり、大阪府の吉村知事は、政府が万博にかかる経費の全体像を説明するとしていることを踏まえ、府としても、コストや経済効果などを再確認して、全体像を示していく考えを明らかにしました。

再来年の大阪・関西万博をめぐっては、最大２３５０億円に増額される会場建設費とは別に、国費の負担が８００億円余り生じることが明らかになっていて、政府は、万博にかかる経費の全体像を速やかに説明するとしています。
こうした中、５日に開かれた大阪府議会の一般質問で吉村知事は、「府民の皆さんの理解を得るためにも、大阪・関西万博に関連する全体の経費と、それに対する効果を示していくことが重要だ」と述べました。
そのうえで、吉村知事は、「大阪府としても、国の動向を踏まえながら、万博の大阪府にかかるコストと経済効果、万博の意義について、再確認をしていく必要がある。これまでも発表を当然してはいるが、再確認をきちんとして、全体像を示していきたい」と述べました。