大阪 枚方の中学校で生成AI活用する授業 便利さや課題学ぶ

大阪・枚方市の中学校で質問などを入力するだけで回答を作成する生成AIを活用したユニークな授業が行われ、生徒たちが便利さや課題などを学びました。

枚方市立長尾中学校では、保護者から同意を得た2年生と3年生がそれぞれのタブレット端末にAIとの対話ソフト、「チャットGPT」をイントールしています。
5日の授業は、修学旅行の企画書をつくるというテーマで行われ、教員が「岡山県のお土産は?」という質問を投げかけたところ、「桃太郎グッズ」や「フルーツ」など、複数の案が瞬時に示されました。
ただ、回答の中には兵庫県の特産品も混じっていて、生徒たちは生成AIの便利さとともに、正確性に課題があることなどを学んでいました。
その後、生徒たちは「おすすめの旅行先を教えて」などと指示文を書き込んで、AIから目的地の提案を受けたり、旅行のガイドブックを参考にしたりしながら計画を練っていました。
授業を受けた生徒は「分からないことを聞けるのは便利だったが、間違った情報も含まれていて、自分で探すのは間違い探しのようだった」と話していました。
授業をした高木智記 首席は「生成AIが世の中に広がる中で、批判的な目線を持って正しく使うことができる生徒を育てていきたい」と話していました。