京都 師走の風物詩 広沢池の「鯉揚げ」

池の水を抜いてコイを捕まえる師走の風物詩「鯉揚げ(こいあげ)」が京都市の広沢池で2日から始まりました。

平安時代から和歌に詠まれるなど景勝地として知られる、京都市右京区の広沢池では春にコイの稚魚を1200匹ほど放流し、定期的にエサを与えて育てています。
毎年この時期には池の水を抜いてコイなどの魚をとる「鯉揚げ」が行われていて、初日の2日は、地元の人たちが水位が下がった池に入り、隅に追い込んだコイを次々に網ですくって船に移していました。
中には3.5キロほどの重さがあるコイもいました。
池の前では、とれたばかりのコイやモロコなどの小魚が販売され、集まった人たちがさっそく買い求めていました。
毎年、訪れるという神戸市の70代の男性は「ここでとれるコイは泥抜きをしなくても食べられます。持ち帰って甘露煮などにして食べたいと思います」と話していました。
およそ20年前から「鯉揚げ」に関わっている養殖業の平岡義久さんは「池が泥臭くならないようエサを工夫するなどして育ててきました。たくさんの人に食べてもらいたいです」と話していました。
広沢池の「鯉揚げ」は今月(12月)下旬まで行われます。