冬季限定 川にわく大きな露天風呂「仙人風呂」がオープン

冬の間だけ川をせき止めて設けられる大きな露天風呂、「仙人風呂」が和歌山県田辺市の川湯温泉にオープンしました。

「仙人風呂」は、田辺市本宮町を流れる大塔川の川底からわき出る温泉を利用し、川をせき止めて河原につくる冬限定の露天風呂で、仙人のお告げによって見つかったという言い伝えからその名がついたとされています。
オープンを記念する開湯式では、川湯温泉の旅館の関係者が、幅24メートル、奥行き12メートルに区切られた湯船にお神酒を注いで、今シーズンの安全を願いました。
源泉は73度で、川の水を引き入れて40度前後に調整されているということで、さっそく地元の人や観光客が水着を着て温泉に入り、気持ちよさそうに体を温めていました。
田辺市の50代の男性は「湯加減が最高です。この仙人風呂が始まると冬が来たなという感じがします」と話していました。
徳島県から訪れた50代の女性は「川に温泉があってこんなに大きな露天風呂というのはめずらしいと思います。お湯のかげんもちょうどいいです」と話していました。
「仙人風呂」は、来年2月末まで、午前6時半から午後10時まで無料で楽しむことができます。