浦島観光ホテル 東京の投資・事業経営会社が買収し事業継承

和歌山県那智勝浦町の「ホテル浦島」などを経営する「浦島観光ホテル」について、東京の投資・事業経営会社が買収し、事業を引き継ぐことを発表しました。

東京に本社がある投資・事業経営会社、「日本共創プラットフォーム」は、1日に開いた記者会見で、和歌山県内で4つのホテルや旅館を経営する「浦島観光ホテル」のすべての株式を譲り受け、事業を引き継ぐ契約を先月(11月)22日に締結したと発表しました。
「浦島観光ホテル」は、那智勝浦町の「ホテル浦島」を筆頭に、長年、南紀勝浦エリアの観光の中核を担ってきましたが、建物の老朽化が進む一方で今後の設備投資も難しく、事業継承を模索していたということです。
「日本共創プラットフォーム」は、来年(令和6年)1月にも新たな社長などを派遣し、新体制での経営を始めることにしていて、従業員の雇用は維持するということです。
新体制では、ホテルの客単価や快適性を向上させるため新たな投資も行うとしています。
「日本共創プラットフォーム」の冨山和彦社長は、「南紀の地域には観光地として非常に高いポテンシャルがある。さまざまな付加価値をつけて末永く地域全体での取り組みを進めたい」と話していました。