安倍元首相銃撃事件現場の管轄 奈良県警が改める方針固める

去年7月、奈良市で安倍元総理大臣が銃撃された事件などを受けて、奈良県警察本部は現場となった駅周辺のエリアについて、来年度から県内最大規模の奈良警察署の管轄に改める方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
より規模の大きい警察署に管轄を移すことで、警備態勢を強化するねらいがあるということです。

奈良市の近鉄・大和西大寺駅前では、去年7月、安倍元総理大臣が参議院選挙の応援演説中に銃撃される事件が起きました。
大和西大寺駅は1日に4万人以上が乗り降りするターミナル駅で、周辺のエリアは現在、奈良西警察署が管轄していますが、選挙の際は演説などで多くの要人が訪れるほか、最近では人口の増加にともなって業務量が増えているということです。
こうした中、奈良県警察本部は駅周辺のエリアについて、来年度から県内最大規模の奈良警察署の管轄に改める方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
より規模の大きい警察署に管轄を移すことで、警備態勢を強化するとともに、事件や事故などに迅速に対応するねらいがあるということです。
また、これにあわせて奈良警察署の警察官も増員する方針です。