大阪 闘病中の子ども支援 サンタが大阪城巡るイベント

病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを贈ろうと、大阪で恒例のチャリティーイベントが開かれ、サンタクロースの格好をした大勢の人が大阪城公園を巡りました。

このイベントは、大阪のまちづくり団体が2009年から毎年、開いていて、参加費の一部で病気と闘う子どもたちにクリスマスプレゼントを贈っています。
ことしは、およそ3800人が参加し、午前11時からサンタクロースの衣装を身にまとった人たちがゆっくりと歩き始めました。
中には、サンタクロースの衣装を着せた飼い犬を連れた人や、大阪城とつながりが深い戦国武将、真田幸村をイメージした「赤備え」と呼ばれる朱色のかっちゅうを身につけている人もいて、参加者はポイントごとにスタンプを押しながらおよそ4キロのコースを回っていました。
豊中市の男性は「大好きなサンタクロースの格好になれるし、子どもたちのためにもなる。ダブルでお得なので参加しました」と話していました。
また、24時間、人工呼吸器が必要な4歳の娘と参加した堺市の母親は「以前、このイベントで娘がプレゼントをいただき、とても温かい気持ちになりました。その恩返しと、子どもたちへのエールを込めて楽しく回りたいです」と話していました。
主催した団体では、関西地方を中心に14の医療機関で入院している子どもたちへ、参加者たちのメッセージを添えてプレゼントを贈ることにしています。