阪神・オリックス優勝パレード23日に 警戒や交通規制

プロ野球・阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードが23日行われるのに合わせ、大阪府警察本部は大阪・御堂筋の会場に多くの人が集まることが予想されるとして、約800人の態勢で警戒にあたることにしています。
大阪府も民間の警備員約2000人を沿道などに配置するということです。

阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードは23日、大阪市と神戸市で行われます。
このうち、大阪市は御堂筋が会場で、北浜3交差点から新橋北交差点までの約1.7キロを、オリックスが午前11時から、阪神が午後2時からパレードします。
警察は、多くの人が集まることが予想されるとして、約800人の態勢で警戒にあたることにしていて、事故やトラブルを防ぐため、周辺の混雑の状況に合わせて歩行者の誘導などを行うということです。
大阪府も民間の警備員約2000人を沿道などに配置するほか、府や市の職員計2500人余りが歩行者の誘導にあたるとしています。
また、23日は会場の周辺で交通規制も行われます。
御堂筋は、淀屋橋交差点の南詰めから新橋交差点の北詰めまでの区間が午前9時ごろから午後4時ごろまで通行止めに、御堂筋の側道も午前8時ごろから午後4時ごろまで通行止めとなります。
御堂筋にまたがる中央大通の高架道路は通行できるということです。
大阪府などは、パレードの前後はマイカーの利用を自粛したり、う回したりするよう協力を呼びかけています。

【兵庫県警850人態勢で警戒】
神戸市内で23日に行われるプロ野球・阪神とオリックスのリーグ優勝を祝う記念パレードについて、兵庫県警察本部は850人態勢で警戒にあたることにしています。
プロ野球・阪神の18年ぶりのリーグ優勝とオリックスのリーグ3連覇を祝うパレードは、23日、神戸の三宮と大阪の御堂筋で時間をずらして行われます。
このうち神戸市では、午前11時から阪神が、午後2時からオリックスが、それぞれパレードを始めます。
三宮の東遊園地を出発したあと、「三宮中央通り」を通ってメリケンパークまでの約2キロを1時間ほどかけて移動する予定です。
兵庫県警察本部は大きな混雑が予想されるとして、警備本部を設置して約850人態勢で警戒にあたり、周辺の交通誘導や雑踏警備などを行うことにしています。
また、パレードのルートとなる三宮や元町の周辺では、23日は午前6時半から午後7時半まで交通規制が行われる予定です。
兵庫県警地域企画課は「両チームにとってよい年だったと思うので、笑顔で締めくくれるよう現場の警察官による誘導や指示には協力をお願いしたい」と話しています。

【大阪では期待の声】
阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードを23日に控え、大阪の街では期待の声が聞かれました。
阪神ファンで、23日は仕事を休んでパレードを見るという男性(20代)は「日本シリーズは毎日仕事から走って帰って見ていましたが、最高でした。あすも楽しみで、写真に収めるとともに心に焼き付けたいです」と話していました。
オリックスファンという男子大学生は「23日はアルバイトがあって行けませんが、本当は休んで行きたい気持ちです。両チーム互角の戦いで盛り上がったので、来年も関西対決に期待します。選手たちには『おめでとう』と声をかけたかったです」と話していました。
また、大阪市内に住む女性(20代)は「ハロウィーンの時の繁華街を上回るくらい人でごった返すと思いますが、これまでコロナ禍で選手と触れあえる機会も少なかったので、パレードを開催してもらえるのはうれしいです」と話していました。
また、御堂筋沿いにあるホテルの2階に入る日本料理店では、窓側の席からパレードの様子を見ることができます。
このため、23日はパレード目当ての客で、70余りある席が午前も午後もすべて予約でいっぱいになっているということです。
店長の中島崇文さんは「パレードが決まってからあっという間に席が埋まってしまいました。バスに乗った選手の目線と同じくらいの高さでよく見えるので、食事を楽しみながら声援を送ってほしいです」と話していました。