万博 生物学者 福岡伸一教授のパビリオン 建設工事始まる

再来年(2025年)開催される大阪・関西万博でプロデューサーを務める8人の1人、生物学者で青山学院大学の福岡伸一教授のパビリオンの建設工事が、会場となる夢洲で始まりました。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げる大阪・関西万博では、8人のプロデューサーが「いのち」をテーマに会場の中心部にパビリオンをつくることになっています。
そのうちの1人で青山学院大学の生物学者、福岡伸一教授のパビリオンの建設工事が22日から始まりました。
22日は福岡教授みずから、会場の夢洲を訪れ、工事関係者から今後の工事について説明を受けるなどしていました。
福岡教授のパビリオンのテーマは「いのちを知る」で、細胞をイメージした膜に覆われた建物の中で、来場者が38億年の生命の進化の歴史をたどりながら、いのちとは何かを考える展示を行いたいとしています。
建物は再来年2月に完成予定だということで、福岡教授は「展示を通じて、私たちのいのちがどこから来てどこへ行くか、いのちは有限であり、いかにして輝くかという生命哲学のメッセージを表したい」と話していました。