阪神とオリックスパレード“企業寄付4億円余 資金ほぼ確保”

プロ野球・阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードについて、関経連=関西経済連合会の松本正義 会長は、企業から4億円余りの寄付が集まり、開催に必要な資金をほぼ確保できたことを明らかにしました。

阪神とオリックスのリーグ優勝を祝うパレードは、11月23日、大阪市の御堂筋と神戸市の三宮で行われる予定です。
これについて、大阪府や兵庫県、それに経済団体などでつくる実行委員会は、およそ5億円の開催費用の確保に向けて、個人から寄付を募るクラウドファンディングを受け付けていましたが、21日午後の時点で9000万円程度にとどまっていました。
こうした中、実行委員会の会長を務める関経連の松本会長は、21日の記者会見で、企業からの寄付が4億円余り集まり、開催に必要な資金をほぼ確保できたことを明らかにしました。
そのうえで、松本会長は「クラウドファンディングはもう少し頑張ってほしい数字だが、感謝申し上げたい。クラウドファンディングだけでは無理だと思い、企業に寄付のお願いに回った。万博もあり、心を鬼にして資金集めをしている」と述べました。
一方、大阪・関西万博の会場建設費が増額となることに伴う経済界の負担分については、すでに寄付を約束した企業には追加の寄付を求めず、1970年の大阪万博の入場料収入などをもとに設立された基金の活用に向けて調整を進めていく考えを示しました。