入院や通院の子どもたちが制作したアートを展示 大阪 西区

病院に入院や通院している子どもらがアーティストと協力して制作したアート作品などの展示会が大阪・西区で開かれています。

これは、病院にアート作品を飾りつけ、利用者や医療従事者を元気づけるホスピタルアートの普及に取り組む団体が開いたものです。
大阪・西区の会場には、関西にある2つの病院に入院や通院している子どもやその家族が制作に関わったものなど、8つの作品が展示されています。
このうち、葉っぱのかたちに加工された木を壁に貼り付けた作品は、動物たちが一緒に遊んでいる不思議な世界観を表現したもので、1つ1つの葉っぱは子どもたちなどが思い思いにデザインしました。
会場には、子どもたちが破って遊んだ新聞紙のかたちで模様をつけた染色作品なども並べられていて、訪れた人たちは興味深そうに眺めていました。
ホスピタルアートの普及に取り組む団体の川西真寿実 代表は「医療や治療では届きにくいところに、何かを届けられたらと思い活動しています。今回の展示会を通して、ふだん病院に縁がないかたがたにも、理解や支援の輪が広がってほしい」と話していました。
展示会は今月26日まで、大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開かれています。