大阪知事 万博にあわせライドシェア デジタル相に支援要望

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」をめぐり、大阪府の吉村知事は、規制改革を担当する河野デジタル大臣と面会し、大阪・関西万博にあわせた「ライドシェア」について、法律に基づく速やかな導入を支援するよう要望しました。

大阪府と大阪市は、再来年の大阪・関西万博の半年前から期間中に限定して「ライドシェア」を導入することを目指しており、吉村知事は17日、東京都内で、全国の有志の自治体のトップなどでつくる団体のメンバーと意見を交わしました。
この中で、吉村知事は「地方と都市部が協力して『ライドシェア』を実現したいと思っており、皆さんと一緒に活動させていただきたい」と述べ、国への要請などで連携していく方針を確認しました。
このあと、吉村知事は、規制改革を担当する河野デジタル大臣と面会し、大阪・関西万博の期間中の大阪府域を対象とする「ライドシェア」について、「公共の福祉を確保するためやむをえない場合」などとする法律の規定に基づく、速やかな導入を支援することなどを要望しました。
吉村知事は記者団に対し「河野大臣も、地方だけでなく、都市型の『ライドシェア』が必要だということを認識されていた。万博の期間中、海外からだけでなく、大阪にいる人や大阪に来る人の移動の足を確保することは、公共の福祉にかなったものだと思う」と述べました。