道頓堀 ポイ捨て対策に 自動圧縮機能の「スマートごみ箱」

大阪・ミナミの繁華街で問題となっているごみのポイ捨ての対策のため、ごみを自動で圧縮する機能がついた「スマートごみ箱」が設置されました。

大阪・ミナミにある道頓堀商店街には、買い物や食べ歩きを楽しむ観光客が多く訪れ、ごみのポイ捨てが問題となっていました。
このため地元の商店会などは16日、商店街の10か所に「スマートごみ箱」と呼ばれる新たなごみ箱を設置しました。
設置されたごみ箱は、高さがおよそ1メートル20センチ、幅と奥行きがそれぞれおよそ60センチの大きさで、ごみがたまると内部のセンサーで感知して中身を圧縮する機能があり、容量のおよそ5倍のごみを捨てられるということです。
また、通信機能もついていて入っているごみの量を遠隔で把握し、効率的に収集することもできるということです。
ことし1月から行われた実証実験では、このごみ箱を設置した場所ではポイ捨てされたごみの量が4割ほど減ったということです。
道頓堀商店会の上山勝也 会長は「これまでは、ポイ捨てされたごみを見た人が、さらに捨てていくという状況で清掃が大変でした。これからはきちんとごみ箱に捨ててもらって、きれいな街にしていきたいです」と話していました。