サウジアラビア パビリオンのコンセプトは「伝統的市場」

再来年の大阪・関西万博に参加する国や地域のうち、サウジアラビアは15日、パビリオンのコンセプトを発表し、「スーク」と呼ばれる伝統的な市場を再現したデザインにすることを明らかにしました。

大阪・関西万博では、参加を表明している160の国や地域のうち、およそ50か国が自前でパビリオンを建設する予定です。
このうち、サウジアラビアの政府の担当者が15日、大阪・福島区で記者会見を開き、パビリオンのコンセプトを発表しました。
それによりますと、パビリオンは「スーク」と呼ばれる中東の伝統的な市場を再現したデザインにするということです。
敷地内には大小10を超える建物が建ち並び、訪れた人は細い路地を歩きながら、商店に見立てたさまざまなコーナーでサウジアラビアの料理や伝統的な書道などを体験できるとしています。
また、パビリオンの屋根全体にソーラーパネルを設置したり、雨水を再利用したりして建物で使うエネルギーの消費量を実質的にゼロに抑える取り組みも行うということです。
サウジアラビアのアルマズヤッド・オスマン政府代表は「『あきんどの街』大阪とサウジアラビアの共通点として市場をイメージしたデザインにしました。五感で楽しめるような、わくわくするパビリオンにしたい」と話していました。