琵琶湖博物館 「トンネル水槽」修理へクラウドファンディング

滋賀県の琵琶湖博物館では、展示が中止されている人気の「トンネル水槽」を修理する費用を捻出しようと、15日からクラウドファンディングの呼びかけを始めました。

滋賀県草津市にある県立琵琶湖博物館では、ことし2月、ビワコオオナマズを展示していた水槽が突然割れたほか、その後の調査で、魚が泳ぐ様子を下から見ることができる「トンネル水槽」など、複数の水槽でひびが見つかり、現在、これらの水槽での展示は中止されています。
すべてを修理するには、数千万円を超える費用がかかるということで、博物館は15日に記者会見を開き、まず、シンボルとして親しまれてきた「トンネル水槽」を修理するための、クラウドファンディングを実施すると発表しました。
当面の目標額は500万円で、11月15日から来年1月末まで行われます。
博物館では、支援に対するお礼として、金額に応じて、▼琵琶湖の魚が描かれたポスターのプレゼントや、▼展示の裏側を体験できるバックヤードツアー、それに、▼学芸員の研究体験などを用意しているということです。
琵琶湖博物館の高橋啓一館長は、「参加してもらえる方々と思いを一つにして、安心安全でより楽しい展示を一緒に作り上げたい」と話していました。