明治 ヨーグルト11万7000個自主回収 大阪の工場で製造

大手食品メーカー「明治」は、大阪の工場で製造されたヨーグルトに、牛の感染症予防に使われる動物用医薬品が含まれている可能性が否定しきれないとして、およそ11万7000個を自主回収すると発表しました。

自主回収するのは、明治が大阪・貝塚市にある関西工場で製造した「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン400g」です。
対象は、▽賞味期限が11月16日と17日、18日で、▽関西工場で製造されたことを示す「+KN」と表示されているおよそ11万7000個です。
会社は、ホームページなどを通じて回収を呼びかけています。
会社によりますと、商品の一部に牛の感染症予防に使われる動物用医薬品の「スルファモノメトキシン」が、含まれている可能性が否定しきれないとしています。
一方、含まれている場合でも極めて微量なことから、会社は、「健康を害することはない」としています。
関西工場をめぐっては、大阪府が今月(11月)6日に行った保健所による定期検査で、製造した牛乳からスルファモノメトキシンが検出され、およそ4万4000本の回収を命じられています。
会社によりますと、このヨーグルトは、回収を命じられた牛乳と同じ生乳で製造されたということです。
明治は、「度重なる回収となり、多大なるご心配とご迷惑をおかけしおわび申し上げます」とコメントしています。
問い合わせ先の電話番号は、フリーダイヤル0120−232−518で、午前9時から午後5時まで土曜、日曜と祝日を除いて受け付けています。