大阪 SDGs達成目指したビジネスのアイデア競うコンテスト

中高生や若手の起業家などがSDGsの達成を目指したビジネスのアイデアを競うコンテストが、12日、大阪市で開かれました。

コンテストは大阪府と兵庫県が共同で開催し、大阪・北区の会場には96件の応募の中から選ばれた中学生から社会人までの12チームが集まりました。
コンテストでは、はじめに大阪府の吉村知事が「大阪・関西万博のど真ん中の世代である若いみなさんのプレゼンを楽しみにしてきました。アイデアを実現する熱意を持ち続けてください」と激励しました。
続いて発表が行われ、このうち大阪市にある明星高校の生徒らは、アメリカザリガニやウシガエルなど外来の生物を料理して食べるイベントを開催することで生物の多様性を守るだけでなく、食料問題の解決にもつながるとアピールしました。
コンテストでは、ほかにも、スマートフォンのカメラで食べ残した料理を撮影すると、実際に食べた量を自動で計算するアプリのアイデアなども発表され、審査員は「若い人ならではの発想でおもしろい」などと評価していました。
参加した明星高校の1年生の男子生徒は「ビジネスプランを作り上げるまでにはメンバーの思いがぶつかり合いケンカもたくさんしましたが、結果として意見が磨かれ、発表につながりました。この取り組みを将来の夢につなげたいです」と話していました。