フリースクールの関係者などが滋賀県知事と意見交換

滋賀県東近江市の市長のフリースクールをめぐる発言を受けて、県内のフリースクールの関係者などが、11日、三日月知事と面会し、今後の支援のあり方などを巡り意見を交わしました。

東近江市の小椋正清市長は、10月に行われた会議で「文部科学省がフリースクールの存在を認めたことにがく然としている」などと発言し、その後、謝罪しました。
市長の発言をきっかけに、滋賀県内のフリースクールなどでつくる協議会は、県との意見交換を求めていて、11日、大津市内で三日月知事と福永忠克教育長が、協議会の代表と面会しました。
意見交換は冒頭を除き非公開でしたが、協議会によりますと、フリースクールを利用する子どもの保護者への金銭的な支援に県内の自治体の間でばらつきが生じている状況の解消などを求めたということです。
また、不登校の子どもや保護者への支援に取り組む団体も知事と面会し、保健室などで学ぶ「別室登校」の子どもへの支援のあり方などについて意見を交わしたということです。
意見交換を終えた三日月知事は「貴重な意見をいただいた。今後も対話を重ね、具体的な施策につなげていきたい」と話していました。