大阪 “ど根性スイカを切ってみる会” 試食した人は「甘い」

大阪・梅田の御堂筋の中央分離帯で、自生しているのが見つかったスイカの中を確かめようという催し「ど根性スイカを切ってみる会」が行われました。

このスイカは、大阪・梅田の交通量の多い御堂筋の中央分離帯で見つかったことから「ど根性スイカ」と呼ばれ注目を集めましたが、近づこうとして道路に人が入ると危険なことから、先月、運び出されました。
スイカは大阪・鶴見区にある植物園「咲くやこの花館」で展示されていましたが、訪れた人から「中を見てみたい」という要望が多く寄せられたのを受け、植物園は11日、「ど根性スイカを切ってみる会」を開きました。
スイカは直径10センチほどの大きさで、植物園の職員が包丁で半分に切ると、みずみずしく、赤く熟した果肉が現れ、訪れた人からは歓声と拍手があがりました。
この後の試食会では、味わった人から「店で買うスイカより甘い」といった声が聞かれました。
50代の女性は「今年の春に足を手術し、リハビリがつらいのですが、スイカにど根性を分けてもらったので辛抱して続けられそうです」と話していました。
植物園の上棚亮 マネジャーは「交通量が多いところで見つかったので、おそらく鳥がフンをして、発芽したのではないでしょうか。種は状態が良いので、種をまいて、次の世代につなげていきたい」と話していました。