ウクライナの駐日大使 避難学生受け入れのIT専門学校で講演

軍事侵攻が続くウクライナから避難してきた学生たちを受け入れている大阪市のIT技術の専門学校をウクライナの駐日大使が訪問し、学生たちにITは生活を救う重要な産業だと語りました。

IT技術などを教えている大阪・阿倍野区の清風情報工科学院はロシアの軍事侵攻後、避難してきたウクライナの学生12人を受け入れてきました。
7日は、ウクライナのセルギー・コルスンスキー駐日大使が専門学校を訪れ、ウクライナのIT産業について講演を行いました。
大使は「ウクライナでは戦争前からIT産業が発展していて、サイバー攻撃があるにもかかわらず金融システムなどが生き残っている。ITは命や生活を救う重要な産業だ」などと指摘しました。
また、ウクライナの学生たちは、こいが滝を登って竜になる様子を描いた高さおよそ5メートルの壁画を披露し、今後の活躍に向けた思いなどを胸に描いたことを説明していました。
プログラミングを学んでいる日本人男子学生は、「ウクライナではIT技術が国を支えているということですが、自分も将来は国を支えるレベルのプログラマーになりたい」と話していました。