弾道ミサイル着弾を想定 大阪府庁で対応確認の訓練

外国から発射された弾道ミサイルが大阪府内に着弾した場合の対応を確認する訓練が、6日、大阪府庁で行われました。

訓練は外国から発射された弾道ミサイル1発が和泉市周辺に着弾し、そのおよそ30分後に大阪府の災害対策本部の会議が開かれたという想定で行われました。
府や和泉市、それに警察など、およそ50人が参加し、府の職員が和泉市内の住宅数棟が壊れ、現場には人体に影響がある燃料が残っているおそれがあることを報告したほか、オンラインで出席した和泉市の辻宏康市長も防災行政無線で周辺住民に屋内退避を呼びかけていることなどを説明していました。
また、災害対策本部の本部長を務める大阪府の吉村知事は、消防、警察、それに自衛隊などと連携して救命・救助の対応にあたり、収集した最新の情報を速やかに府民に提供するよう指示していました。
弾道ミサイルの着弾を想定した訓練が行われたのは、大阪府では初めてだということで、訓練を終えた後、吉村知事は「行政や組織も含めて、円滑に連携できるよう訓練を行った。いざというとき、万が一が起きたときにいかに冷静に対応するかが非常に重要だと思う」と述べました。