大阪・関西万博 カナダパビリオン テーマは「再生」

再来年の大阪・関西万博で、カナダは出展するパビリオンで、「再生」をテーマに自然や気候変動への取り組みなどを紹介することを明らかにしました。

大阪・関西万博では、参加する予定の153か国のうち50か国余りが自前でパビリオンを建設する方針で、そのうちのひとつ、カナダ政府の担当者らが10月30日、大阪・吹田市の国立民族学博物館で記者会見を開き、パビリオンのコンセプトを発表しました。
それによりますと、テーマは「リジェネレーション=再生」で、外観はカナダの冬の厳しい寒さで凍っていた河川の氷が、春の訪れとともに徐々にとけ出す様子をモチーフにし自然や社会が再生し成長する様子を表現するということです。
また、パビリオン内部では、カナダの豊かな自然や気候変動への取り組みを紹介するほか、カナダの食事なども提供するということです。
パビリオンの建設には再利用する素材を使い、あらかじめ作った建物のパーツを日本に持ってきて組み立てるということで、来年の春にも着工し、開幕までに完成する見通しだということです。
ローリー・ピーターズ政府代表は「パビリオンの外観は氷を表しているが、内部はカナダの温かさや前向きさを感じてもらえるものにしている。最も人気を博するパビリオンにしたい」と語りました。