10月29日は「世界脳卒中デー」 太陽の塔 ライトアップ

年間10万人以上が亡くなる脳卒中について知ってもらおうと、10月29日の「世界脳卒中デー」に合わせて、大阪・吹田市にある「太陽の塔」が青色にライトアップされました。

専門医や患者などで作る日本脳卒中協会は、10月29日の「世界脳卒中デー」に合わせて、各地の建物やモニュメントを活動のシンボルカラーである青色にライトアップして、予防や早期治療の重要性を訴えています。
29日は、午後5時すぎに大阪・吹田市の万博記念公園にある太陽の塔が青色にライトアップされました。
脳卒中には、▼片方の手足に力が入らなくなる、▼顔の半分に麻痺が出る、▼ろれつが回らなくなる、といった特徴的な症状が出ることが多く、協会は、こうした症状が出た場合にはすぐに救急車を呼んで医療機関で治療を受けてほしいと呼びかけています。
日本脳卒中協会の峰松一夫理事長は「脳卒中は予防ができ、早期に対応すれば治療ができる病気であることを多くの人に知ってもらいたい。予防にあたっては高血圧など生活習慣病の改善が重要となるので、治療を先送りにせずきちんと対応してほしい」と話していました。