山陽電鉄の車両工場 一般公開

神戸市と姫路市の間を結ぶ山陽電鉄の車両工場が28日、一般に公開され、大勢の親子連れなどが訪れました。

この催しは、山陽電鉄が、地域を走る鉄道に親しんでもらい利用の促進につなげようと開き、明石市にある東二見車両工場には大勢の家族連れや鉄道ファンが訪れていました。
このうち、電車の車体を洗う様子を車内から見学できる体験会では、専用の洗車機の間を通り抜ける際に車体に大量の水がかけられる様子に、子どもたちからは驚いたような大きな声が上がっていました。
また、車両の点検の際に車体を持ち上げる「ジャッキアップ」なども公開され、訪れた人たちは、ふだん見ることができない作業の様子を写真に収めるなどして楽しんでいました。
家族4人で訪れた明石市の50代の男性は「車両は線路上で近くから見ると思っていたよりも大きく感じました。3歳の息子はふだんは歩けない線路の上をうれしそうに歩いていました」と話していました。
山陽電鉄鉄道営業部の伊井彩夏さんは「多くの人たちに訪れもらいとてもうれしいです。今後も鉄道を身近に感じられるイベントを企画します」と話していました。