JR西日本 社長「車内販売縮小や廃止を検討せざるを得ない」

JR西日本の長谷川一明社長は山陽新幹線の「のぞみ」で行っている車内販売サービスについて、個人的な考えだとした上で人手不足などから将来的にはサービスの縮小や廃止を検討せざるを得ないという考えを示しました。

JR東海は、東海道新幹線で行っている「のぞみ」と「ひかり」の車内販売サービスについて、売り上げの減少や将来的な人手不足への対応などを理由に今月末で廃止することを決めています。
JR西日本は、山陽新幹線の「のぞみ」で行っている車内販売サービスについては当面、続ける方針ですが、長谷川社長は25日の記者会見で、「駅での販売などさまざまな形で買い物をしていただいていて、列車内でのお買い上げは少なくなってきているのが現実だ。広域を移動してもらうスタッフに来てもらうのも難しくなっている」と現状を説明しました。
その上で、長谷川社長は「人が介する形のサービスは今後、限定したり、廃止したりする方向にならざるを得ないのではないか。会社内でその議論があるとは聞いていないが、私自身の認識としてそういうことだろうと認識している」と述べ、将来的には車内販売サービスの縮小や廃止を検討せざるを得ないという考えを示しました。