大阪で「ひょう」 近畿は大気不安定 突風や落雷などにも注意

上空に流れ込んだ寒気の影響で、近畿地方は大気の状態が不安定になっていて、大阪では25日夕方になって、ひょうが降りました。
気象台は、もうしばらくは激しい突風やひょう、落雷などに注意するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、近畿地方の上空およそ5500メートルには、この時期としては強い寒気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定になっています。
気象庁のレーダーによりますと、25日午後3時以降、大阪・寝屋川市や門真市などの上空に発達した雨雲がかかり、SNSでは「ひょうが降っている」といった投稿が相次ぎました。
午後4時半ごろに、NHKの職員が守口市にある大阪メトロ谷町線の大日駅付近で撮影した映像では、ひょうとみられる白い粒が降っている様子が確認できます。
粒は大きいもので1センチほどあったということです。
撮影した職員は、「午後4時ごろから急に周囲が暗くなって天気が悪くなり、強い雨が降ったあとひょうに変わりました。周囲ではゴロゴロとした雷の音も聞こえていました」と話していました。
大気の不安定な状態はもうしばらく続く見込みで、気象台は竜巻などの激しい突風やひょう、落雷や急な強い雨に注意するよう呼びかけています。