JR西社長 芸備線一部区間の再構築協議会“年内にも開催を”

JR西日本の長谷川一明 社長は25日の記者会見で、路線の存続やバス転換などを議論する協議会の設置を国に要請した芸備線の一部区間について、「できれば年内にも協議会が開催されることを期待している」と述べ、JRとしては、年内にも沿線自治体などとの議論を始めたいという考えを示しました。

地方の鉄道路線の多くで赤字が続く中、自治体や鉄道事業者からの要請で交通手段の再構築を議論する協議会を国が設置できる制度を活用し、JR西日本は、利用客の落ち込みが続く、広島県と岡山県を結ぶ芸備線の一部の区間について、今月(10月)3日に全国で初めて国に設置を要請しました。
これについて、JR西日本の長谷川社長は25日の記者会見で現在、JRからの要請を受けて国が協議会の開催に向けて沿線自治体などと調整を進めている状況だという認識を示しました。
そのうえで、協議会の初会合の見通しを問われたのに対し、長谷川社長はJRが決めることではないとしたうえで、「なるべく早く、できれば年内にも協議会が開催されることを期待している」と述べ、沿線自治体などとの協議を年内にも始めたいという考えを示しました。