滋賀 甲賀 忍者と武将に分かれ夜の城攻め楽しむイベント

忍者の里として知られる滋賀県甲賀市で21日、夜の城攻めをテーマに忍者と武将に分かれて合戦を楽しむユニークなイベントが行われました。

このイベントは、今からおよそ400年前、甲賀市の水口岡山城に甲賀忍者が仕掛けたとされる夜討ちを再現したもので、市観光まちづくり協会が企画しました。
会場となった城跡には、国内だけでなく海外からもかっちゅうや忍び装束を身にまとったおよそ100人が集まり、忍者と武将の2つのチームにわかれて合戦が行われました。
合戦では、スポンジの刀を相手の肩に当てるとライトが光り、相手からポイントが書かれた木札を奪うことができます。
夜になると、忍者が草むらから忍び寄って奇襲をしかけたり、攻め込んできた忍者を武将が返り討ちにしたりと、激しい合戦が繰り広げられ、最終的に、武将チームが僅差で勝ちました。
奈良県から忍者として参加した20代の女性は、「思っていた以上に真っ暗でしたが、声を上げながら相手に攻め込むことができ楽しかっです」と話していました。
企画した市観光まちづくり協会の福島嵩仁さんは、「昔の夜討ちを再現でき、臨場感があってよかったです。これからも甲賀が楽しい地域だと知ってもらいたいです」と話していました。