大阪 骨格標本の魅力伝える「ホネホネサミット」

博物館などで生き物の骨の標本を作っている人たちがそれぞれの標本を持ち寄り、骨の魅力を紹介する催しが大阪で行われています。

この「ホネホネサミット」という催しは、生き物の骨格標本の魅力を知ってもらおうと2009年から行われているもので、大阪で開催されるのは今回で5回目です。
会場になった大阪・東住吉区にある大阪市立自然史博物館では、博物館や学校の活動などで骨の標本を作っているおよそ40の団体や個人が哺乳類や鳥、魚などの標本を展示しています。
このうち、全長5メートル半ほどのクジラの一種を解剖して作られた標本は、頭や背中などの骨にさわれるようになっていて、訪れた人たちは骨の感触を楽しんでいました。
また、中学1年生の男子生徒は食卓に出てきたタイやマグロなどおよそ150種類の魚の骨で標本を作ったということで、訪れた人に標本作りの楽しさや骨の特徴などを説明していました。
東大阪市から家族で訪れた30代の会社員は、「ふだん見たことがない生き物の骨が展示されていて子どもだけでなく自分も勉強になります」と話していました。
この催しを企画した大阪市立自然史博物館の和田岳主任学芸員は、「それぞれが自慢の品を持ち寄っているので、出展者のトークも含めて楽しんでほしいです」と話していました。