大阪知事 万博半年前から「ライドシェア」導入目指し検討へ

大阪府の吉村知事は、17日の府議会の総務常任委員会で、自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、再来年の大阪・関西万博の半年前から期間中に限定して導入することを目指し、有識者などによる検討の場を設置する考えを明らかにしました。

この中で、吉村知事は、自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」について、「タクシー不足は、全国的な課題となっているが、タクシー業界の高齢化と人手不足は、一朝一夕に解決できるものではなく、新たな交通手段として、極めて必要だと思っている」と述べました。
そのうえで、再来年の大阪・関西万博の半年前から期間中に限定して「ライドシェア」を導入することを目指し、来月(11月)、有識者などによる検討の場を設置する考えを明らかにしました。
そして、吉村知事は、「『ライドシェア』の導入実現に向けては、最終的には、国の許可が必要になる。私のもとに府庁の関係部局からなるプロジェクトチームを早期に立ち上げ、来月にはキックオフをしたい。さまざまな課題を整理する案をつくって、国に提案していく」と述べました。