大阪 アメリカ新総領事“万博パビリオン 最上のものに”

大阪にあるアメリカ総領事館の総領事に着任したジェイソン・R・クーバス氏が記者会見し、再来年の大阪・関西万博でアメリカが出展するパビリオンについて、施工業者との契約の手続きを進めている段階だとしたうえで「これまでで最もすばらしいものにしたい」と自信を示しました。

アメリカのジェイソン・R・クーバス総領事は、ことし8月に着任し、12日、大阪・北区にあるアメリカ総領事館で記者会見を行いました。
クーバス氏は、アメリカの大学院で日本の中世の歴史を研究した知日派で、外交官として日本へ赴任するのは4度目で、大阪では2回目の勤務になるということです。
クーバス氏は会見で「関西は私にとって第2の故郷だ。景色は変わっても人々の心は変わらず、『帰ってきた』と感じる」と述べました。
そのうえで、再来年の大阪・関西万博について「万博によって世界の目が関西に向けられる。私がこの場所を愛している理由を世界の人にも知ってもらえる機会になる」と述べました。
また、アメリカが出展するパビリオンについて、クーバス氏は、現在、日本の施工業者との契約など、順調に準備を進めていて来年春ごろには着工するという見通しを示しました。
パビリオンの具体的な展示内容については年末にも発表する予定だとして「万博に参加する意義はアメリカを知る機会がなかった人にもアメリカの一部を経験してもらうことだ。これまでで最もすばらしいものにしたい」と自信を示しました。