スーパー大手「ライフ」半年間の決算は増収増益

関西や首都圏を中心に展開するスーパー大手の「ライフコーポレーション」が発表したことし8月末までの半年間の決算は、去年の同じ時期から増収増益となりました。
消費者のニーズに応じた「プライベートブランド」の販売が好調だったことなどが主な要因です。

「ライフ」が発表したことし3月から8月末までの半年間のグループ全体の決算では売り上げにあたる「営業収益」が去年の同じ時期から6%増えて4001億円、最終的な利益が33%増えて85億円となりました。
これは、プライベートブランドのうち、特に、健康に配慮したものや低価格を売りにしたものが大きく伸びたことに加え、店舗の電気代が想定よりも抑えられたことなどが要因です。
「ライフ」の岩崎高治社長は、決算会見で「全体としてはインフレ傾向だが水産物などは単価が下がっている商品もあり、すべてのものが一直線に上がっていくという環境からは変わってきている。一品一品、しっかり見極めて手に取ってもらえるような値付けをしていきたい」と述べました。
一方、滋賀県彦根市に本社を置くスーパー、「平和堂」のことし8月下旬までの半年間の決算も増収増益でした。
自宅で弁当などを食べる「中食需要」を取り込み、総菜が好調だったことなどが主な要因です。