食と文化で日中の交流を「中秋名月祭」大阪 難波宮跡公園で

日本の十五夜にあたる中国の「中秋節」の時期にあわせて、中国の食や文化を楽しめるイベントが7日から大阪市で開かれ、家族連れなどでにぎわっています。

「中秋名月祭」と名付けられたこのイベントは、日中の交流を深めようと中国の「中秋節」の時期にあわせて開かれています。
ことしで15回目の開催となり、大阪・中央区の難波宮跡公園の会場には中国料理などの屋台が数多く設けられ、朝から家族連れなどでにぎわっています。
屋台では、本場の味を楽しんでもらおうと、ふだんは見慣れない中国の食材や料理が並び、訪れた人たちはせいろで蒸した肉まんや、鶏肉やかも肉を煮込んだ料理などを次々に買い求めていました。
また、会場に設けられたステージでは、中国の伝統的な民族舞踊などが次々に披露され、色とりどりの鮮やかな衣装に身を包んだ踊り手たちが会場の雰囲気を盛り上げています。
祭りの実行委員長を務める王天佐さんは「同じものを食べて飲んで一緒に楽しむことが文化交流になると思う。中秋名月祭が1つの絆となってほしい」と話していました。
「中秋名月祭」は8日まで開かれています。