大阪府警 ビッグモーター府内7店舗を捜索 器物損壊の疑い

中古車販売会社「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れていた問題で、大阪府警察本部は6日、器物損壊の疑いで府内の7つの店舗を一斉に捜索しました。

捜索を受けたのは、「ビッグモーター」の大阪市や堺市などにある7つの店舗です。
このうち茨木市の店舗には、午前10時ごろから段ボール箱などを持った捜査員およそ10人が入っていきました。
7つの店舗前では、街路樹が枯れたり樹木がなくなったりしているのが確認され、国や大阪府などの調査で除草剤の成分が検出されるなどしたため、大阪府警に被害届が出されていました。
警察は今月3日に被害届を受理し、6日、器物損壊の疑いで一斉捜索に乗り出したもので、今後、押収した資料を分析するとともに店舗の関係者から聞き取りを行うなどして詳しいいきさつを調べることにしています。
捜索を受けたことについて、ビッグモーターは「警察の捜査に協力するとともに、原状回復も含め誠心誠意の対応をしてまいります」とコメントしています。
この問題をめぐっては、除草剤をまくなどの行為が組織的に行われていた疑いがあるとして、警視庁と神奈川県警が先月(9月)、本社を捜索していて、警察は本社側の関与についても解明を進めることにしています。