万博 海外パビリオン モナコが建築許可取得 2か国目

再来年(2025年)の大阪・関西万博で、海外の国がみずから建設するタイプのパビリオンの準備の遅れが指摘される中、大阪市は、5日、モナコが着工に必要な建築許可を取得したことを明らかにしました。
建築許可の取得はチェコに続いて2か国目です。

再来年の大阪・関西万博をめぐっては、参加国がみずから費用を負担して建設するタイプのパビリオンについて、これまでに着工した国はなく、準備の遅れが指摘されています。
大阪市は5日、モナコが着工に必要な「仮設建築物」の建築許可を取得し、市からモナコ側に通知したことを明らかにしました。
建築許可の取得はチェコに続いて2か国目です。
市によりますと、今後、モナコが民間の検査機関などから建築確認を得られれば、着工できるようになるということです。
パビリオンの建設にあたっては、開催地である大阪市に設計図や工程表などを盛り込んだ「基本計画書」を提出する必要がありますが、これまでに提出した国は、すでに建築許可を取得したチェコとモナコを含め、8か国にとどまっています。
実施主体の博覧会協会は、協会が組み立て式の箱形の建物を建てて参加国に内装や外装のデザインなどを委ねる「タイプX」と呼ばれる方式を各国に提示するなど、準備を加速させるための取り組みを進めています。